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No.1594文学のこみち 9.林芙美子

『放浪記』
「海が見えた。海が見える。五年振りに見る尾道の海はなつかしい。汽車が尾道の海へさしかかると、煤けた小さい町の屋根が提灯のように、拡がって来る。赤い千光寺の塔が見える。山は爽やかな若葉だ。緑色の海向こうにドックの赤い船が、帆柱を空に突きさしている。私は涙があふれていた。」
福岡県北九州市出身。各地を転々とした後、大正5年に尾道に移り住み、尾道第二尋常小学校(現土堂小学校)、尾道高等女学院(現尾道東高校)を卒業後上京。昭和4年に出世作「放浪記」を出し新進作家として大成しました。この碑の筆者、小林正雄は小学校当時の恩師です。
- 撮影日
- 2013-6-24
- 撮影者
- 尾道観光協会