おのなびの
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亀の首地蔵
(瀬戸田)
亀の首地蔵
みどころ紹介
生口島と高根(こうね)島との間の瀬戸田水道に建立されているお地蔵さんで、航海の安全を見守っています。
名前の由来は、昔この一帯で人を食べていた亀を退治した際、首が海に落ち、亀のような岩になったとの言い伝えによります。
潮が引くと地蔵の下に亀の形をした岩が現れます。
《亀の首地蔵伝説は「詳しく」参照》
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基本データ
最終更新日:2020-05-12
- 住所・場所
- 広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田 高根大橋の北側
- 電話番号
- 尾道市役所瀬戸田支所 0845-27-2211
- 利用料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- 営業時間
- なし
- アクセス
- 瀬戸田港より北へ徒歩10分。高根大橋より約200m
- 備考
- 【亀の首地蔵伝説】
昔、瀬戸田の周りにはたくさんの亀が住んでいたそうです。
その中に「亀主」という亀の総大将がいて、近くを通る船を沈めては人を食べていました。
その船も通らなくなると、今度は村の庄屋に毎年1人ずつ村人を差し出すように命令しました。
そんな要求に村人が困っていると向上寺の「調明」という小僧が亀を退治すると言いました。
それから亀主のところへ行き「私があなたに食べられるのはいとわないけども、その際は向上寺の仏の前で食べてもらいたい」と必死に頼んだところ、亀主は調明の願いを聞き入れました。
しかし向上寺は山の上。海に住む亀が山を登るのは難しく、しだいにぐったりしてしまいました。
そこで調明は隠し持っていた刀で亀主の首を切り落とし、その首は海の中に落ちて見る見るうちに岩に変わりました。
亀がいなくなり、自由に船が航行できるようになりましたが、その岩のそばでしばしば海難が起こるようになりました。
そこで海難防止と亀主の霊の供養のためお地蔵さんを立てたといわれています。
また調明は仏に仕える身で殺生をしたことにより、罰として松の木に変えられたということです。